/*楢崎先生とまんじ君*/

/*作：椹野道流 シャレード文庫*/


"メス花"と同じ舞台、"いばきょー"のスピンオフ作品です。メス花でもクールビューティとして名を馳せた?楢崎がついに年貢を納めるお話。江南や篤臣、茨木さんや京橋君も出てきますので、どちらの読者も楽しめます。逆にどちらも読んだことのない方はちょっぴり損した気分になるかもしれません。楢崎のクールなイメージを保っておきたい方は、メス花だけを読むといいでしょう。


あらすじ

工事現場のアルバイトの途中に空腹で倒れた間坂万次郎(まさかまんじろう)を診察してくれた当直の内科医、楢崎千里(ならさきちさと)は、男でありながら万次郎の理想を完璧に再現した容姿だった。診察中におかしな名前のことで笑われた万次郎は、そのおかげで楢崎のフルネームを知ることが出来た。先生にご飯まで奢ってもらったが、そこで先生は帰ってしまった。しかし1ヶ月後、偶然楢崎を見かけた万次郎は強引に夕食に招待する。その夕食のあと、万次郎は先生に告白し、拝み倒して関係を持ったものの、その後楢崎の姿を全く見なくなり……?

メス花、いばきょーでお馴染みのK医大関連のお話です。大好きな舞台、大好きなキャラクターなのでこの作品も迷わず購入してしまいました。他の作品のレビューでも書いた気がしますが、椹野先生は速筆ですね。ちょっと油断すると既刊が2、3冊増えています。
さてさて、クールビューティの異名を持つ?楢崎ですが、本人の恋愛沙汰となると、流石にクールになりきれないところが多々あるようで、あせる楢崎がかわいいです。不器用ながら全身で、全力で好き！とアピールする万次郎にほだされる楢崎。よもや楢崎がこんなに可愛く見える日が来るとは……。万次郎の一途、もといストーカーっぷりもまた可愛かったです。まぁ両想いだから可愛く見えるものなのですがね。どこぞの忠犬並にわんこなまんじの可愛さも必見です。
そしてもちろん忘れちゃいけないのは、少しだけ出て来る江南と篤臣、茨木さんと京橋君です。特に、江南達はメス花とはまたちがった一面が見られてとてもよかったです。このシリーズは3つともすべて読むべきですね！

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ちなみに、この作品が好きな方にお勧めな本はこちらです↓（一部レビューは執筆中につき未掲載）

右手にメス、左手に花束シリーズ
茨木君と京橋君シリーズ
しあわせにできる
魅惑ノリンゴ
プチ♥プリ
別れる2人の愛の劇場。
交渉人は黙らない

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